サナモアと私のブログ

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カルシウムパラドックス ビタミンDとカルシウムの関係

カルシウムといえば、牛乳!

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本日はビタミンDとカルシウムの関係についてお話したいと思います。

「カルシウムパラドックス」って聞いたことありますか?

※内容は「太陽を浴びれば、医者はいらない  宇都宮光明著」を参照しています。

 

カルシウムパラドックスとは

太陽光を十分に浴びると体内でビタミンDが生成されます。

ビタミンDは小腸粘膜上皮細胞に作用して、カルシウムの吸収に不可欠なビタミンD依存性カルシウム結合蛋白を生成します。

太陽の光を浴びない生活を送っていると、必然的にビタミンDが欠乏し、ビタミンD依存性カルシウム結合蛋白も作られなくなります。

 

つまり、食事や錠剤でカルシウムを摂取しても、体内にカルシウムが吸収されなくなる、という事です。

 

体内には十分なカルシウムがあるのに体は「足りない」と判断して、副甲状腺ホルモンの働きで「カルシウムの貯蔵庫」である骨からどんどんカルシウムを細胞内に放出してしまうのです。

 

結果、細胞内のカルシウム濃度が上昇し、常に一定ではなくてはならない血液中のカルシウムバランスが崩れてしまいます。その一方でどんどん骨からはカルシウムが流れ出ていき、骨粗鬆症や骨軟化症などが起こりやすくなるのです。

 

これを「カルシウムパラドックス」と呼びます。

 

カルシウムパラドックスになるとどうなる?

カルシウムパラドックスは、血液循環に多大なる悪影響を及ぼし、高血圧や動脈硬化につながります。

余分なカルシウムが、本来、存在してはいけない組織にまで血液で運ばれ、吸着・石灰化する恐れもあります。

ビタミンDが不足することでありとあらゆる恐ろしい病気が発症する可能性があるのです。

 

糖尿病や感染症、免疫異常に悪性腫瘍といった病気の危険因子として「カルシウムパラドックス」の名前が挙がっているのです。

 

まとめ 

骨からカルシウムが流れ出てしまうなんてことがあるんですね。

せっかく摂取したカルシウムをしっかり吸収する為に、太陽光を浴びないとですね。

 

【カルシウムが豊富な食品】

牛乳・乳製品(牛乳、プロセスチーズ、ヨーグルト、スキムミルク)

魚介類・藻類(わかさぎ、しらす干し、桜エビ、ひじき)

大豆・大豆製品(木綿豆腐、高野豆腐(乾燥)、納豆)

野菜(小松菜、大根の葉、切り干し大根)