サナモアと私のブログ

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『自律神経は乱れるもの』 そう思ったら気が楽ですね。

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「自律神経の乱れ」「自律神経失調症」という言葉をよく耳にします。

なんだか精神的な何かで大変そうだな〜とか思っちゃいますが、具体的にどういうものなのか知らなかったりしますよね。

 

そんな自律神経について書いてある本がありました。

『眠れなくなるほど面白い 自律神経の話 小林弘幸著』です。

自律神経とはなんなのか、自律神経が乱れるとどうなるのかなど書かれていましたので、今回はこちらの本を参考にしてお話してみたいと思います。

(眠れなくなるほど面白いシリーズで他にも気になる本が出ていたので今度読んでみたいと思います。)

 

まず「神経」とは、

脳と体の各器官が互いに情報を伝えあう「道」のようなもの

 

神経は大きく2つに分かれる

中枢神経・・・脳とそれに繋がって腰まで伸びる神経の束である脊髄の総称

末梢神経・・中枢神経から全身に網目のように張り巡らされている神経

  ・体性神経・・・運動神経。知覚神経。(意思でコントロール可能)

   手足の筋肉を動かす指令を脳から届ける。痛い、熱いなどの感覚を脳に伝える。

  ・自律神経・・・交感神経副交感神経。(意思でコントロール不可)24時間稼働

   内臓の動きや血液の流れなど、生命を維持する為の機能を司る。

 

交感神経優位だと→血管が収縮し心拍数と血圧が上昇。心身共に興奮状態

副交感神経優位だと→血管が緩み心拍数や血圧が低下。リラックスした状態

 

●自律神経の乱れの要因は血流の悪化

体に異常はないのに謎の痛みがある。目眩、倦怠感、動悸がある。

→それらは血流の悪化が原因かも。

●交感神経優位な状態が続くと、脳の痛みのシグナルが過剰に届けられる。

 

<自律神経の乱れによって起こる症状>

疲れやすい、目眩、ふらつき、のぼせ、冷え、頭痛、耳鳴り、動悸、関節の痛み、便秘、下痢、生理不順、発汗、肩凝り

精神症状としては不安、不眠、記憶力や集中力の低下、感情の起伏が激しい

 

自律神経の乱れによって起こる痛みは2週間以上続かないそうです。

それ以上痛みが続く場合は重い病の可能性もあるため病院で診てもらいましょう。

(なんだかわからない痛みが続いた時に2週間という目安があるのはいいですね。)

  

以前お話した「温活」のお話の中に「腸活」の話があったのですが、こちらの本でも腸内環境を整えるのは大事なことだと言っています。

腸内環境が悪化すると、免疫力低下、蠕動運動が低下し便秘がちに、血液はドロドロになり血流が悪化してしまう。

 

自律神経が安定していて腸も元気だと最高だ、ということですね。

 

そして、こちらの本では「自律神経は乱れるもの」乱れないように、乱さないように頑張るのではなく、乱れた時に元に戻せるリカバリー力が大切と話しています。

是非一度読んでみて下さい。

 

当院にも自律神経系の悩みで来院された方が数名いらっしゃいます。

耳鳴り、頭痛、目眩、関節の痛み、不眠などの症状がありました。回数を重ねるごとに症状の緩和がみられました。それはとても嬉しいことなのですが、私としては症状の緩和よりも話をしている患者さんの顔色が良くなっていき笑顔が増えたことが何よりも嬉しかったです。